Kerrのボンディング材について
2022年 2号
ボンディング材「オプチボンド ユニバーサル」と「オプチボンド eXTRa」のご紹介
今回はCR充填で欠かせないボンディング材のお話です。
Kerrの主要ボンディング材には、1液性の「オプチボンド ユニバーサル」と、2液性の「オプチボンド eXTRa(エクストラ)」があります。
では、1液性と2液性の違いは何でしょうか?
2液性は最初に塗布するプライマー(primary:最初の)と、接着剤であるアドヒーシブ(adhesive)から構成されています。
プライマーで接着に適した下地を作り、アドヒーシブで接着を行います。一方の1液性は、プライマーとアドヒーシブの性能を1液で兼ね備え、2回塗布する必要がありません。
国内の市場ではシンプルな1液性が人気ですが、接着力はひと手間かけた2液性に軍配が上がります。
ボンディング操作の重要ポイントは「塗布」と「エアブロー」です。
1液性:歯面にゴシゴシと擦るように塗布し、液だまりができないようしっかりエアブローを行います。
2液性:プライマーは歯面にゴシゴシと擦るように塗布します。アドヒーシブは液だまりができないようしっかりエアブローを行います。
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簡単操作にはオプチボンド ユニバーサルを、接着力を求める先生には2液性のオプチボンド eXTRaがお勧めです。
また、Kerrのボンディング材はレジンセメントと組み合わせて使用いただくこともできます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。(担当:S)