レジンセメントの余剰セメント除去の重要性

「レジンセメントの余剰セメント除去の重要性」と「マックスセム エリート クロマ」のご紹介

今回は「レジンセメントの余剰セメント除去の重要性」についてお伝えいたします。

強い強度を持つレジンセメントは強固に補綴物を接着することができます。しかし歯肉縁下に取り残された余剰セメントは歯肉炎の原因になるといわれるなど、確実な余剰セメントの除去はセメンティングにおいてとても重要なポイントといえます。

多くのレジンセメントはデュアルキュアの重合方式を採用しておりベストなタイミングで余剰セメント除去を行う必要があります。除去のタイミングがずれると下記のようなエラーがおきます。

「余剰セメント除去が遅すぎた場合」
💀歯肉縁下や隣接部分のセメントが完全硬化→除去が困難に・・

「除去タイミングが早すぎた場合」
💀不安定な状態で補綴物を動かしてしまうとマージンがずれて適合が悪くなる
💀セメントを取りすぎてしまいマージン部にギャップが発生する可能性がある

Kerr「マックスセムエリートクロマ」と「ネクサスユニバーサルセメント・クリアークロマ」はカラーインジケーター機能を採用しており、余剰セメントの除去タイミングが視覚的にも確認できます。ベストなタイミングで余剰セメントを除去することができます。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。（担当：M）