コンポジットレジンの形態修正にはカーバイドバーを
2023年 16号
コンポジットレジンの形態修正のお話
今日はコンポジットレジンの形態修正のお話しです。コンポジットレジンの形態修正に用いるカーバイドバーは切削加工で、刃物により材料を削る加工法です。一方、ダイヤモンドバーは研削加工で、高速回転する細かい研削砥粒を材料の表面に押し付けて、表面を少しずつ削る加工法です。
作業後のコンポジットレジン表面を比較すると、カーバイドバーではフィラー粒子がスパッとカットされ滑らかですが、ダイヤモンドバーでは細かい傷がついた状態となります。この後にシリコンポイントで仕上げますが、この傷を取るのがかなりの手間となります。
カーバイドバーでは後の作業が楽に行え、チェアタイムの短縮につながります。
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コンポジットレジンの研磨に苦労されている先生には特におすすめいたします。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。(担当:S)